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[ライフハック]ショッピング詐欺サイトの簡単な見分け方

目次

  1. ネットの詐欺ショップの見分け方
  2. 「会社概要」も怪しい・・・。
  3. オンラインチャットで聞いてみる
  4. 「わからない」ですと???
  5. 「特定商取引法に関する表記」を必ずチェック!

ネットの詐欺ショップの見分け方

ショッピング詐欺サイトの簡単な見分け方

先日、妻がネットショッピングを楽しんでいたところ、とある激安のお店を見つけました。

妻:「モリオ!これ見て!何か変じゃない?」

そのサイトでは、本革のレザーパンツやシューズなどが、ありえない破格値で売られていました。

例えば本革のレザーパンツ。通常ならセール価格でも1万円以上はしそうなものが、なんと1枚5,880円。さらに2枚目は2,800円で販売されています。しかも、返品や交換も無料、送料も無料。驚くほど安すぎなので思わず買ってしまいそうになります。

そのホームページは、普通のどこにでもある通販サイトの作りで、若干お店のページデザインが安っぽい感じもありますが、オンラインチャットで問い合わせもできる上、クレジットカード決済もOK。

しかし、ページを隈なく見てみると、日本の通信販売業者であれば必ず表示しなくてはならない情報が欠けているのです。


「会社概要」も怪しい・・・。

ショッピング詐欺サイトの簡単な見分け方

それは、「特定商取引法に関する表記」と呼ばれる、販売業者の身元を明らかにする情報です。

普通、他の一般的なショップを見てもらえれば、ページの下の方や、ショップメニューの中に「特定商取引法に関する表記」というページが設けられています。

しかし、妻が見つけてきたネットショップには、その法律で定められている表記がまったくありません。

さらに、会社概要というもっともらしい項目は見つかりましたが、そこに書かれているのは、お店に関する抽象的な情報ばかりで業者を特定する情報は一切触れられていません。これはますます怪しい気がします。


オンラインチャットで聞いてみる

ショッピング詐欺サイトの簡単な見分け方

会社情報がきちんとしていれば、安心材料にはなるかもと、オンラインチャットにアクセスし、実際に店舗側に問い合わせてみることにしました。

チャットページにアクセスすると、チャットのページが開き、すぐに「イチ」と名乗るスタッフらしき人物からの挨拶が表示されました。

私はすぐに「運営会社の名前と電話番号を教えてください。」とチャットに入力し、相手にメッセージを送りました。

しかし、しばらくは画面に何も表示されず、30秒から1分ほど経ったでしょうか・・・

「お待たせして申し訳ございません。ただいま大変混み合っております。もう少々お待ちください。」

そんな、コピペのような返答が戻ってきました。多分、このあたりはすべて自動で返答するようなシステムが組まれているのではないかと予想しますが、そのまま私は根気強く、チャットウィンドウの向こう側にいるはずの店員「イチさん」からの回答を待つことにしました。


「わからない」ですと???

ショッピング詐欺サイトの簡単な見分け方

そのオートリプライからまた1分ほど経ったでしょうか。このまま何の音沙汰もなく私の質問がスルーされるのかと思いましたが、意外なことに、なんとスタッフから返事が返ってきました。

「申し訳ございません、この問題について、わからない」。

まさか「わからない」の返事が返ってくるとは…。その予想すら出来ない意外な返事に、私は思わず笑ってしまいました。このたどたどしい日本語を見る限り、多分、画面の向こうにいるのは日本人ではないでしょう。

このお店について、もう少し調べてみると、利用した人の中には、実際に商品が送られてきたけれど二重請求されたり、使ったクレジットカードが不正利用されたりと、なかなか大変なことになっている口コミも見つかりました。

まあ、代引もクレジットカードも使えるとか、オンラインチャット対応とか書いてあったら、本物のお店だと思ってしまうでしょうね。ほんと、危ない危ない。


「特定商取引法に関する表記」を必ずチェック!

ショッピング詐欺サイトの簡単な見分け方

さて、今回のケースで、なぜ私がすぐに、このお店が詐欺サイトっぽいと判断したかと言うと、それは「特定商取引法に関する表記」のページが一切無かったからです。

もちろん、詐欺サイトの中には、ご丁寧に架空の「特定商取引法に関する表記」を用意しているところもありますが、その場合でも電話番号の表示などは無い、もしくは全く違う電話番号を書いていたりします。

怪しいと思ったら、表示されている販売業者の住所をグーグルマップなどで検索したり、実際に電話してみたり、また今回私が実行したように(チャットでの問い合わせ)、提示されている連絡方法を使って問い合わせてみたりすると詐欺サイトであるかどうかを見極めることが出来るはずです。もちろん電話をかける際は、発信元を非通知設定にするなどプライバシーを守った状態で行うようにしましょう。

何はともあれ、ネットショッピングをする場合は、まずはサイト上の「特定商取引法に関する表記」を確認し、販売業者が特定できるのを確認した上で、実際に利用するように心がけましょう。

この確認作業を怠らなければ、あからさまに詐欺なサイトかどうかは簡単に判別できるはずです。

なお、連絡手段が携帯電話になっていたり、電話番号をそもそも書いてないようなお店は、かなり怪しいので注意するようにしましょう。